質問掲示板 愛知県豊川市の電気工事、家電修理
オール電化にした方がお得ですか?
質問者:kites さん
受付中
質問日時:2014-09-25 16:32:21
回答:3件
新築の一戸建てに住んでいます。現在は東京電力と東京ガスと契約を結んでいる状態です。
先日、オール電化を進める電気工事会社の営業マンが、我が家にやって来ました。
彼が言うには、私の生活状況の場合、オール電化にした方が
月々の高熱費がお得になるということでした。
正直、生活も楽な方でないため、もし本当に彼が言うようにオール電化にした方が、
光熱費を抑えられるのでしたら、工事をお願いしようと考えています。
ですが、オール電化にするということは、ガスがもう使えないということですよね。
東京ガスとの契約をやめた場合、お風呂のお湯なども電気で温めることになります。
お風呂を例に出しましたが、電気のみの生活にした際、
ガスよりも高くつく部分と安くすむ部分があると思います。
一戸建ての場合、オール電化にした方がお得なのでしょうか?
ご回答よろしくお願いします。
オール電化にすることで、月々の光熱費が安くなる場合があるのは確かです。
これは、オール電化にしてIHクッキングヒーターとエコキュートを導入することで、ガスの契約は解約となり、ガス代が0円になるためです。
料金面から見た時、オール電化を導入して月々の光熱費がお得になる目安としては、月々のガス代が6,000円を超えるかどうかになります。
6,000円未満であれば、ガス併用にしたほうが月々の光熱費は安くなるものと考えられます。10,000円以上であれば、オール電化にした方が月々の光熱費が安くなるものと考えられます。6,000円から10,000円であれば、それぞれのライフスタイルなどを考えて導入を判断することになります。
設備面で見た時は、オール電化にした場合夜間~深夜早朝料金が安いプラン(Eライフプラン)に切り替わります。
これはエコキュートが深夜電力を利用してお湯を沸かして貯湯タンクにためておくためで、昼間の電気料金が高くなります。そのため、昼間に誰もいない家庭であれば光熱費が安くなる可能性がありますが、まだ子供が小さい、二世帯住宅などの理由で、誰かが昼間に在宅しているのであれば、かえって電気代が高くつく可能性があります。
その辺りについては、電気代のシミュレーションをしっかりと行った上で導入の判断を行うことをお勧めいたします。
オール電化で月々の光熱費が安くなるかどうかというのは、各家庭の生活サイクルによって変わってきます。
オール電化を導入することによるメリットは、下記のようなことがあります。
・ガスを解約することでガス料金が0円になる。
・深夜の安い電力でお湯を沸かすので、電気代が安くなる。
・オール電化にすると電気の契約容量が大きくなるので、ブレーカーが落ちる心配がない。
・火を使わなくなるので、火災のリスクが減る。
一方デメリットは、下記のようになります。
・深夜が安い分、昼間の電気料金が高くなる。
・お湯は貯湯タンク分になるので、足りなくなったら沸かさなければならない。
・貯湯タンク内のお湯は、飲用には使用できない。
・IHクッキングヒーターは火力が弱いため、中華料理が作りにくくなる。
以上の点から考えると、二世帯住宅で両親が日中在宅している、子供が小さいなどの理由で昼間に在宅している家庭であれば、かえって電気代が高くなってしまうかもしれません。
また、料理をよくされる方であれば、IHクッキングヒーターにすることで料理にこだわれなくなる可能性もあります。
オール電化にして光熱費が高くなる分岐点は、6,000円です(光熱費がほぼ確実に安くなるのは、10,000円)。導入にあたっては、電気代シミュレーションをしっかり行った上で判断されることをお勧めいたします。
また、ライフスタイルを考慮した上で、導入されることを強くお勧めいたします。
電気工事会社の営業の方から「オール電化にするとお得になる」といって勧められたとのことですが、ガス併用時と比べて光熱費がお得になるかどうかについては、様々な条件があります。
特に注意しなければならないのは、昼間に自宅にいる時間がどれだけ多いかということです。
一番少なくて済むのは、夫婦共稼ぎで子供がいない場合、もしくは子供がいても夕方まで帰宅しない場合です。
しかし、まだ子供が小さい場合や専業主婦家庭、高齢者夫婦、二世帯同居の場合は、光熱費という面ではあまりお得にならないケースが多いようです。
オール電化にすると、給湯システムのエコキュートが深夜電力を使ってお湯を沸かすことから、深夜電力が安くなる料金体系に変更され、昼間料金は深夜の3.6倍になります。
ただ、オール電化にすることでガスは全く使わなくなるため、炎による火災が起こるリスクというのは格段に減るというメリットがあります。
電気料金のシミュレーションができるサイトがあるので、そういったサイトでシミュレーションを行い、様々なメリットやデメリットを比較した上で、複数の業者から見積もりを取った上で検討されることをお勧めいたします。
■この質問に回答する