漏電調査 漏電工事などのブレーカーのトラブル
一軒家に住んでいる方は、長年放置しているコンセントや電化製品のコードなどがありますよね。
それ以外にも電気を帯びているものは私たちの生活に密接に関わっています。
つまり、感電や漏電による被害も十分にあり得るということです。
長年家に住んでいる方は「今までそんなことは無かったし、これからもないだろう」と考えてしまう方もいます。
しかし、油断すれば感電する可能性もありますし、乾燥する季節なら火事になることも考えられます。
そこで漏電とはどういったものなのか、はたまたどういった被害や現象が発生するのか、具体的に見ていきましょう。
◆そもそも漏電とは何か

漏電というのがどういったものかわからないという方も多いです。
これは文字通り、電気が漏れてしまうことを指しています。
本来人間の生活に密接に関わるような伝導体に関しては「絶縁」という処理が行われています。
これによって電化製品や周辺のコードなどに触れても感電しなくなっているのです。
しかし、長年使っているとそれらの絶縁処理した電線やコード、電化製品、コンセントなどから
電気が漏れてしまうことがあります。それが漏電です。
老朽化して絶縁処理部分が損失してしまうとさらにその危険性は高くなります。
これらの漏電によって、実際に感電事故や火災に繋がるということにもなります。
日本のような電化製品が常に身近にあったり、電気などのインフラが蜘蛛の巣のように張り巡らされている国だと、そういった被害に遭ったりする方もいるので注意が必要です。
身の回りの電気に関係するものには常に警戒して、対応できるようにしておくことが必要です。
◆感電に注意しましょう

実際に電化製品や電線、その他電気に関係するものに触れると感電することがあります。
これに関しては極力触れなければ良いのですが、どうしても不注意で触れてしまう方もいるので、
十分に気を付けましょう。
ふと手を置いたところに電流があると身体の中を通っていくので、慎重に行動することが必要となりそうです。
まずはそれぞれの電流の強さでどうなるのか見ていきましょう。
・5mA・・・身体でわかるほどの痛みが走ります。
・10mA・・・耐えられないほどの感電。
・20mA・・・筋肉が硬直して、身動き取れず呼吸も困難になります。
・50mA・・・短時間でも死に至る可能性があります。
・100mA・・・ここまでくると致命的な障害もしくは死は逃れられません。
感電には命に関わるリスクがあるので、十分に気を付けましょう。
家庭用の電化製品などからの感電の場合は死に至ることはほとんどありませんが、それでも危険です。
◆漏電対策について
さて、漏電による感電の恐ろしさを知ったところで「じゃあどうすれば感電しないで済むの?」
「火災にならないためにはどうすればいいの?」と考えている方も多いでしょう。
個人でできることは限られますが、それでも備えあれば憂いなしということで、
まずは家庭でできる漏電対策を行いましょう。
・電線やコードをむき出しにしない
本来は絶縁処理で感電しないようになっていますが、
老朽化によってむき出しになっているものがあるとそこから感電することがあります。
特に洗濯機などは水も良く使いますし、定期的にチェックして、絶縁処理が古くなっていないかを確認しましょう。
また、無理にコードや線を折り曲げているとそこから裂けてしまうということもあります。
・ホコリを溜めない
火災についてはホコリを溜めないようにすることが最善策。
電気がホコリに伝わると発火する可能性もあるので定期的なお掃除をしましょう。