ブレーカーが落ちる原因とは?漏電やアンペア工事について
ブレーカーの落ちる原因とは?
ブレーカーとは、契約しているアンペア数を超えた際に電気の供給を止める装置のことをいいます。
みなさんの中にも、ブレーカーが頻繁に落ちて困っているという方も多いとかと思います。
上記に記したように、ブレーカーが頻繁に落ちるという現象は果たして
本当に電気の供給を止めるだけのものなのでしょうか?
もしかすると、火事などの災害につながる予兆かもしれませんので、
一度原因を探ってみることを薦めます。
◆ブレーカーの種類
ブレーカーには、アンペアブレーカー・漏電ブレーカー・安全ブレーカーの3種類があります。
これら総括したものこそ、私たちがブレーカーと普段呼んでいる装置のことをいいます。
以下にそれぞれのブレーカーが、どんな役割を果たしているのかを記していきます。

◆アンペアブレーカーが落ちる原因
アンペアブレーカーが落ちる原因として考えられるのは、家電製品を一度に多く使い、
契約アンペア数を超えてしまうことがあげられます。
アンペアブレーカーが落ちることを回避するには、
家電製品を同時に稼働させないことです。
もし、それでもアンペアブレーカーが頻繁に落ちるようでしたら、
契約アンペア数を上げるべきでしょう。
◆漏電ブレーカーが落ちる原因
漏電ブレーカーが落ちる場合、配線もしくは家電製品のいずれかが、
漏電している可能性があります。
もし漏電ブレーカーが頻繁に落ちるという場合は、漏電の原因となる回線を見つけ、
使用するのをやめましょう。
また、漏電状態を放置しておくと、火事に繋がることがあります。
◆漏電を見つける方法
まず、アンペアブレーカーの表示が「入」になっているか確認をします。
そして、安全ブレーカーをすべて切っていきます。
次に安全ブレーカーが「切」の状態から、「入」の状態にひとつずつ戻します。
「入」に戻した際、自動的に「切」の状態に戻る箇所が、漏電の原因となっている回線です。
最後に問題となっている部分以外の
安全ブレーカーを「入」の状態に戻していきます。
漏電の部分が見つかった場合は、長い時間放置せず、
できるだけ早く電気修理業者に修理してもらいましょう。

◆安全ブレーカーが落ちる原因
安全ブレーカーが落ちる現象は、同じ回線で電力消費の大きい
家電製品を同時に稼働させた場合などに起こります。
対処方法は、使う回線を異なる物に振り分け使用することです。
安全ブレーカーのひとつの回線容量は20アンペアまでと決まっています。
これは、契約アンペア数を変えても変わることがありません。
よって、安全ブレーカーが落ちて困っている場合は、
回線を増やことをお薦めします。