害獣駆除~ハクビシン・イタチなどの種類と対策~
害獣駆除~ハクビシン・イタチなどの種類と対策~
天井裏、屋根裏から明らかにネズミより大型の動物の足音が聞こえるということはありませんか。
害獣と言われる動物について種類と対処法をご紹介します。

◆ハクビシン
ジャコウネコ科の動物で四国から東日本に多く生息しています。
体長50~80cmで顔の中央鼻筋に白のラインがあるのが特徴です。
民家の屋根裏に住みついて畑の農作物を食い荒らしたり、都心部では生ごみなどの廃棄された食物を食べます。
昆虫やカエル、飼育されているニワトリを食べたりもします。
夜行性で深夜に活動的に行動します。運動能力が高く、簡単に屋根から進入することができます。
暖かい場所を好み断熱材などで暖かい屋根裏に巣を作り住みつく習性です。
果樹園や畑などは特に注意が必要。

◆イタチ
イタチ科の動物で西日本に多く生息しています。
(在来種であるニホンイタチと外来種のチョウセンイタチのことを指します。)
体長13~40cm程と胴長短足なのが特徴です。
雑食性でニワトリやネズミ・ウサギなどの動物や植物の種、昆虫などを食べます。
夜行性で動きが機敏で素早く泳ぎも得意。海岸部の低平野地域や河川沿いの家屋は注意が必要。

◆アライグマ
アライグマ科で日本全国に被害が広がっています。
体長50~60cmで長いふさふさの尾を持ち、灰褐色の体毛で目のまわりから頬にかけて黒い斑紋があります。尾に黒い横縞があるのが大きな特徴です。
雑食性でイタチ同様小動物や昆虫、農作物などを食べます。
かわいらしい風貌からペットとして人気がありましたが、気性が荒く攻撃的になる一面もあるので油断はできません。夜行性で木登りや泳ぎも得意なので水辺周辺の家屋は注意が必要。
◆寄せ付けない為の対処法
・餌付けをしない
かわいい風貌をしていても被害をもたらす害獣です。絶対にエサを与えてはいけません。畑などでは収穫した野菜や果実を外に置かない、野菜くずをそのままにしておかないよう注意。
・寝床を作らない
建物周辺の草をマメに刈り姿を隠せる場所を作らない。倉庫や工場などの広大な敷地の際には周辺の見回りをこまめにする。人気のない場所に注意。
・進入口を塞ぐ
屋根や畑に移動できるような伸びている枝の剪定や、家屋に隙間をみつけたら金網などでしっかり塞ぐ。特に屋根周辺の隙間には注意が必要。
◆駆除方法
・捕獲器の設置
害獣が通りそうな場所や寝床にしている屋根裏、餌場などに捕獲器を設置する。その際に入口に果物などのエサを仕掛けておく。※捕獲についての規定が各地域異なりますので、お住まいの地域の自治体一度お問合せをして下さい。