スズメバチ、アシナガバチ、ミツバチの駆除方法
スズメバチ、アシナガバチ、ミツバチの駆除方法
この時期非常に増える蜂について、その駆除の方法についてご紹介いたします。
日本で見られる主な蜂の種類はスズメバチ、アシナガバチ、ミツバチの3種類です。

スズメバチ・・・日本で多く被害をもたらす毒性の高い蜂です。
スズメバチの中にも種類は多数あり、特に危険性が高いと言われているのがオオスズメバチです。
攻撃性が高く猛毒によるアレルギーショックを起す場合もあるため、万が一刺されてしまった際にはすぐに病院で適正な処置をすることをお勧めします。
巣の特徴はマーブル模様のような柄で、作り始めはとっくりをひっくり返したような形です。木の中や地中や床下・天井裏などの比較的駆除が困難な場所に巣を作るのも特徴です。

アシナガバチ・・・手足が長く、都市部の住宅街でも多く見られる蜂です。
攻撃性・毒性共に強くはないのでこちらから巣に近づいたり攻撃しなければ襲ってくることはありません。
巣の特徴は六角形の巣穴がむき出しでシャワーヘッドのような形をしています。民家の軒先やベランダ、室外機枝先などの場所に巣を作ることが多いようです。

ミツバチ・・・体は小さく、攻撃をしなければ襲ってくる心配はありません。
春~初夏にかけて群れをなして移動する習性があり、これを分蜂といいます。分蜂の様子を巣と見間違えるケースが多いのですが、この分蜂で木に群がったミツバチは一定期間(1週間前後)留まりまた別の場所に移動していきます。攻撃をせずいなくなるのを待つのが懸命です。
ごく稀に民家の屋根裏に巣を作ってしまうこともあります。
◆蜂の生態
蜂は外敵からの攻撃から身を守るため、攻撃性に優れています。特にスズメバチは巣を作る際に必ず兵隊蜂が見張り役として巣の入口から顔を出し周囲を警戒しています。巣を攻撃しようとむやみに近づくと、巣の中から一斉に出てきて攻撃します。駆除する際には慎重に対応しなければなりません。
◆自宅でできる簡単な駆除方法
自分で駆除する場合、夕方~夜にかけての時間帯がお勧めです。(蜂が巣に戻っているので確実に駆除ができることと、昼間活発に動き回った蜂は夜には活動が鈍っているので)蜂からの攻撃を避けるため、匂いの強い香水はつけず、出来る限り肌の露出を抑え、黒っぽい服装は避けましょう。
~用意するもの~
・蜂用殺虫スプレー
・長袖の白っぽい服装、つばの広い帽子
・軍手
・ビニール袋
1.手の届く高さの巣に限り、蜂用の殺虫スプレーを巣全体にかけます。
2.すぐに巣をビニール袋に入れ接着面を切り離します。
3.素早く袋を閉じ処分しましょう。
4.戻り蜂防止策として、念のため巣を撤去した場所に殺虫スプレーをしておきましょう。
※スズメバチの駆除は大変危険なので、なるべく専門業者に駆除をお任せした方が良いでしょう。