ゴキブリ駆除~家庭でできる対策~
ゴキブリ駆除~家庭でできる対策~
私達の天敵ゴキブリは暖かい時期に繁殖します。
夏にメスは30回程産卵し、おびただしい数のゴキブリが生まれます。
そんな恐ろしい事体を少しでも回避すべく、家庭でできる駆除方法をご紹介いたします。
◆ゴキブリの生態
日本で見る主な種類は、黒ゴキブリ、チャバネゴキブリ、ヤマトゴキブリの3種類です。
家屋では黒ゴキブリ、飲食店の厨房などからはチャバネゴキブリが多く見られます。
ゴキブリは寒さに弱く暖かく狭く暗い場所を好み巣を作ります。また水場も好みます。
調理台の下・流し台の周囲・冷蔵庫の下・電化製品の中などにも巣を作ります。
夜行性なので夜、人の気配がなくなったのを察知し部屋に現れキッチンなどのえさを狙います。
◆主な進入口
・お風呂場
・キッチン
・トイレ(排水溝・窓)
・窓
・玄関
ゴキブリは隙間から進入する場合と、人や物が連れてきてしまうパターンがあります。
外からの進入は窓や排水管からになります。換気扇やエアコンの室外機などからも例外ではありません。隙間からの進入に関しましては、徹底的に隙間を塞ぐことが大事ですが、排水口や換気扇には網目の細かいネット状のものでの対策がおすすめです。
◆自宅で簡単にできる駆除対策法
・家の中にエサになる食べ物を置かない、清潔に保つ
ゴキブリは甘いものや生ゴミなどをエサとし集まってきます。食べ物は必ず冷蔵庫にしまい、生ゴミは放置せずこまめに片付けましょう。ゴキブリは部屋のホコリや髪の毛もエサにすると言われていますので、こまめな掃除も心がけましょう。
・ゴキブリよけを設置
ゴキブリは柑橘系に多く含まれる「リモネン」という成分が苦手です。また、ハーブなどの強い香りも苦手としています。ハッカ・ミント・クミンなどの刺激が強い香りは寄せ付けない効果が期待できます。もちろん市販の忌避剤・殺虫剤も良いでしょう。ただし市販のものはゴキブリが匂いに慣れてしまうと効き目が弱まるため、何種類かの殺虫剤を交互に併用するのがオススメです。
・こまめに換気をし、冬場も温度調整
ゴキブリは寒いところが苦手なため20度以下になると産卵・成長ができなくなります。冬場もこまめに換気をし室内の温度を下げるように心がけましょう。乾燥にも弱いため、ゴキブリの活動能力低下が期待できます。
・進入口を塞ぐ
排水溝や換気扇には1.5mm以下の網目の細かいネットを張り進入口を塞ぎます。屋根の隙間やパイプの隙間には専用のパテを使用し埋めていきましょう。1.5mm以上の隙間は徹底的に塞ぎ中に入れないように対策しましょう。
◆プロに依頼しての施工

・ベイト施工
ベイト剤という殺虫成分が含まれたゴキブリのエサとなるジェル状の薬剤をゴキブリの通り道に塗布していきます。ベイト剤は飛散や流出の心配が少なく、においもないため安全な薬剤とし飲食店などでも多く用いられる施工法です。ベイト剤を食べたゴキブリが巣に戻りフンをし、そのフンを食べた他のゴキブリも死滅します。このように巣ごと全滅させることが可能な最もポピュラーな施工法です。
・スプレー式殺虫剤
飲食店のカウンターやイス、厨房の壁、靴箱などあらかじめゴキブリを寄せ付けたくない場所にスプレーしておくことで寄せ付けない対策ができます。
・勲煙剤での駆除
入居前の荷物などが置かれてない状態のマンションや店舗では有効的な対策になります。即効性は高いのですが、持続性には優れていない為広い場所や一時的な応急処置には適しています。施工時は人やペットは必ず非難することや食品などを放置しないという注意が必要です。